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荒木町在住・藤舎秀蓬氏が人間国宝に認定へ

  • 7月19日
  • 読了時間: 2分

更新日:5 日前

2026年7月17日、荒木町在住の邦楽囃子方・藤舎秀蓬(とうしゃ・しゅうほう、本名・吉田善男)氏を、重要無形文化財「長唄鳴物」の保持者(人間国宝)に認定するよう、文化審議会が文部科学大臣に答申しました。これにより、藤舎氏が人間国宝に認定されることが決まりました。



人間国宝は、日本の伝統文化・芸能・工芸などの分野において、卓越した技術や芸を体現し、その保存・継承に大きく貢献した個人に認定される、日本最高峰の栄誉の一つです。現在、その認定者は109名となっています。


藤舎秀蓬氏は、12歳頃から父である初代・藤舎秀蓬に篠笛・能管の手ほどきを受け、東京藝術大学音楽学部邦楽科へ進学しました。在学中は六世福原百之助をはじめ、複数の人間国宝に師事し、卒業後は「中川善雄」の名で、国立劇場や邦楽演奏会、日本舞踊協会公演などを中心に、長年にわたり精力的な演奏活動を続けてこられました。2016年には芸術選奨文部科学大臣賞を受賞し、2026年に二代目藤舎秀蓬を襲名。また、同じく長唄鳴物の人間国宝であり、2026年2月に逝去された藤舎名生(とうしゃ・めいしょう)氏は実兄にあたります。


藤舎秀蓬氏は、このたび重要無形文化財「長唄鳴物」の保持者(各個認定)として、人間国宝に認定されることとなりました。これは、長唄鳴物の技術を体現する個人として認定されたことを意味します。


長唄鳴物とは、歌舞伎において笛・大鼓・小鼓・太鼓などを演奏する囃子方と、その演奏技法を指します。歌舞伎創成期から約400年にわたり受け継がれてきた伝統芸能であり、舞台を彩る重要な役割を担うとともに、現在では独立した演奏芸術としても高く評価されています。


このたびは、歌舞伎囃子をはじめとする邦楽囃子の第一人者として、合奏に溶け込む柔軟性と曲調を豊かに表現する優れた演奏技法が高く評価されたのみならず、東京藝術大学や金沢市の花街などで後進の指導にあたり、伝統芸能の保存・継承に尽力されてきたことも高く評価されました。

荒木町は、古くから花街として栄え、芸者衆や芸能関係者が数多く暮らしてきた、江戸以来の文化の薫りを今に伝える町です。そのような歴史を持つ荒木町から人間国宝が誕生することは、町にとって大きな喜びであり、誇りでもあります。


藤舎秀蓬氏のこのたびのご栄誉を、町会として心よりお祝い申し上げますとともに、今後ますますのご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。


※本記事は、令和8年(2026年)7月17日の文化審議会答申に基づき掲載しています。




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