top of page

毎月、月初の三日間――かつての花街に響く講談の声【津の守講談会】

  • 6月27日
  • 読了時間: 2分

更新日:5 日前

かつて花街として栄えた荒木町に、いま、講談の声が響いています。

荒木町の舞台「津の守」では、毎月1日・2日・3日に、一般社団法人講談協会による定席(定期公演)「津の守講談会」が開催されています。


張り扇を叩く講談師(イメージ)
張り扇を叩く講談師(イメージ)

「講談」とは、講談師と呼ばれる演者が、釈台(しゃくだい)と呼ばれる小さな机の前に座り、張り扇(はりおうぎ)で「パパン」と軽快な音を響かせながら、歴史上の人物や合戦、人情噺、怪談、さらには現代の出来事まで、多彩な物語を巧みに語る日本の伝統話芸です。


会話を中心として展開する、同じ話芸である落語と比較されることも多い講談ですが――

これが、まぁ面白い。


「講釈師、見てきたような嘘をつき」ということわざのとおり、講談師は、まるでその場に居合わせたかのように物語を語り、軽妙なリズムと巧みな話術で観客をぐいぐいと物語の世界へ引き込んでいきます。気がつけば、その世界にすっかり没頭してしまうのです。


なんと、この講談を、現在――かつて花街として栄えた四谷荒木町に新たに設けられた檜舞台で、毎月楽しむことができるのです。

いま、この場所だからこそ味わえる贅沢といえるでしょう。


荒木町舞台「津の守」
荒木町舞台「津の守」

もともと講談協会の定席は、上野広小路、日本橋本町、新宿歌舞伎町の三か所で開かれていました。しかし、日本橋本町の演芸場が建て替え工事のため閉館したことを受け、その受け皿として、2023年10月から津の守講談会が始まりました。


この新たな定席の開設にあたっては、講談文化を未来へつないでいこうと、クラウドファンディングをはじめ、多くの方々の支援が寄せられたそうです。


定席公演ならではの魅力は、前座から二つ目、真打まで、さまざまな講談師の語りを一度に味わえることです。毎月趣向を凝らした番組が組まれ、訪れるたびに新たな演目や講談師との出会いがあります。きっと、思わず応援したくなる講談師が見つかるはずです。


ぜひ津の守講談会へ足を運び、張り扇の「パパン」という音とともに始まる臨場感あふれる語りの世界を、どうぞご堪能ください。



一般社団法人 講談協会 ホームページ



  新宿区荒木町3 北島ビル3階


bottom of page